音のタイプ化のはじまり
2005年11月に当時、合資会社として横浜音響研究所を
立ち上げた際に、最初に考えたことは、すべての音に対応する評価法
やサウンドデザイン法を作ることでした。
そこまで大きな目標を持って、起業できると判断していた一つの理由として
どんな音でも対応できる方法、音のタイプ化の原型をすでにドイツ滞在中に
思いついていたからです。
始まりは、DAGA(ドイツ音響学会の会合)で2004年に
オルデンブルグ大学と共同研究で発表した内容、Engine sound perceptionに
なります。
この発表では、加速走行音に対してのスポーツ感指標として周波数動特性を
初めて発表した機会になりました。
周波数動特性:時間周波数画面での時間に対する周波数の変化量


として定めました。周波数動特性とスポーツ感の官能評価との相関性が高く
この物理量は、どの心理音響パラメーターとも重ならないため、ここから
心理音響パラメーターから離れた、音のタイプ化を考えた次第です。